罪華のジャケット写真

歌詞

憤怒

哀乃

懐かしむ夢 ひどく穏やかに

明日には消えもう思い出せず

凪いだ水面のようにどこまでも静かな闇

私を染めていく

他でもない私が選んだんだ

この身を焦がすこと

その炎は思うより痛みはなく

ただ心が飲まれていく

雷のように鋭く音を立て

切り刻む言の葉の刃

紺碧の海に瞼を下ろす

手垢のついた戯言

燃え尽き灰が舞う

対岸で手をふる「私」

全てが霞んでいく

放つ怒号はその身に跳ね返り

冷たく燃える体蝕んだ

遠く泣きじゃくる声を頼りに

伸ばす手はなにも掠めず焼け落ちた

目に映った全てが

指を差して刃を研いでいる

悪意と敵意の鞘

痛みつつも手に諸刃を握りしめ

積み上げた全てを代償として

底なしの憎悪を担いで

真実は滲み 血は鮮やかで

激情の刃を戸惑いなく

頭蓋に振り下ろす

物言わぬ亡骸だけが

この業を終わらせる?

放つ怒号はその身に跳ね返り

冷たく燃える体蝕んだ

遠く泣きじゃくる声を頼りに

伸ばす手はなにも掠めず焼け落ちた

ゆらゆらと

消えていく

懐かしむ夢 ひどく穏やかに

明日には消えもう思い出せず

凪いだ水面のようにどこまでも静かな闇

私を染めていく

果てなく聳える壁に遮られている

紅い空は嗤う

「お前は一人きりだ」

「ずっと一人きりだ」

「怒れ」

「焼き尽くすまで」と

明日を願う私はここにいるよ

涙ぐむあなたのすぐそばに

震えてやまないその手をとって

この胸で抱きしめられたら

放つ怒号はその身に跳ね返り

冷たく燃える体蝕んだ

遠く泣きじゃくる声を頼りに

伸ばす手はなにも掠めず焼け落ちた

  • 作詞

    哀乃

  • 作曲

    哀乃

罪華のジャケット写真

哀乃 の“憤怒”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

アーティスト情報

"