炎天のジャケット写真

歌詞

炎天

fulusu

ずいぶんと長くこの街には雨が降っていない

砂にまみれた強い記憶の端が燃えていく

狂おしい程に貴女の描いた線は鮮やかで

最低な僕はそれを盗んでしまおうと思った

手に取ればそれは思うよりも悲しい色をしてて

歪み滲む度声をあげてしまう程痛そうだ

炎天が終わらないまま

砂の中焼けつく淡白い肌

揺れる影が笑ってたって

逆光の闇で絶えず雨は降っていた

どうしても人は己が愛おしくて堪らない

仄めかす最後

幾度も繰り返されてきた飯事

後ろめたいなんて思っちゃいない

ただじっと立ってただけ

傍観者にすらカウントされなくていい

間違わない度に染みた美学

剥がせなくなってもう

愛せなくなったよ

悲しい生き物ね

溢していた貴女が悲しすぎて

小さな背の向こう

その全てを憎んでしまいそうだ

炎天が終わらないまま

砂の中焼けつく淡白い肌

伸ばした手を攘って言った

もう全部間違えさせて欲しい

炎天が熱を増して

砂の街焼けつくか細い身体

こちらを見て笑ってたって

最低なんだ

僕から雨を奪って

ずいぶんと長くこの街には雨が降っていない

砂にまみれた強い記憶の端が消えて

  • 作詞

    Joseph Gen

  • 作曲

    Joseph Gen

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    炎天

    fulusu

アーティスト情報

  • fulusu

    東京で活動する4ピースバンド。1st EP "Chapter: Scientists"が高い評価を浴び、海外を中心にリスナーを獲得。留学していたボーカルJoseph Genの帰国後から新体制での活動をスタートさせ、初の流通盤となるMini Album "The Nativity"では再度高い評価を受ける。2021年暮れには"Chapter: Nearend"をリリースし、レコ発企画として行ったワンマンライブでは「公開作曲&即演奏」や「過去曲全曲披露」などが話題を呼び、ソールドアウトを達成した。

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