ガガーリンのジャケット写真

歌詞

ほしのうた

もえ子

まっかっかの髪の毛を

生まれつきと言い張って

この街から出ていった友人

お披露目もしないままに

片袖も通さぬまに

忘れられた新品のワンピースやレースアップシューズ

たくさんの手が

たくさんの目が

抱き合ったまま泣いているようだ

爆弾の雨が降って

とうとうひとり殺して

崩れ落ちた目線の先に咲いていた花

たくさんの手が

たくさんの目が

抱き寄せたまま傷つけるような

たくさんの手が

たくさんの目が

寄り添ったまま遠ざけるような

たくさんの手が

たくさんの目が

抱き合ったまま泣いているようだ

  • 作詞

    もえ子

  • 作曲

    もえ子

ガガーリンのジャケット写真

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和製ボブ・ディラン。今まで何人ものアーティストが、こう形容されてきたように思います。若干23歳の女性フォークシンガー「もえ子」こそ、2020年代の時代を切り取り、切り裂く、和製ボブ・ディランなのだ、と断言したい。彼女が部屋の片隅から眺める世界は、ひどく歪んでいて、ひどく汚れていて、ひどく美しい。言葉をメロディーに乗せ、世界を告発する(否定も肯定も)。こんなフォークシンガーがいることを頼もしく思います。2024年、10代の頃から歌う「ガガーリン」を含む、自身2作目となる5曲入りNEW ALBUM「ガガーリン」をリリース。

アーティスト情報

Favarit Music

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