Lyric

窓辺にこぼれる菜の花色

風が吹くたび 音もなく

ゆらめいて

きらめいて

きれい

言葉の海が静かに胸に満ちてゆく

時々 心に浮かぶ

叶わぬ恋の行方や

全てが終わる日のこと

時々 想いを馳せる

涼やかなあなたの

仕草や夢の続きへ

ひとりきりの 図書室で

不意に想い出す昔のこと

戻ることはもう出来ないけど

優しくて

切なくて

きれい

こんな時もいつかは懐かしくなる

時々　心に浮かぶ

出会えたことの悲しみ

繋いだ手の暖かさ

時々　想いを馳せる

柔らかな雨上がり

仄めく虹の続きへ

一人きりの図書室で

時々　心に浮かぶ

いつかはきっと誰もが

一人になってゆくこと

それでも　想いを馳せる

涼やかなあなたの

仕草や夢の続きへ

まだ見ぬ明日へ

愛おしいこの日々へ