歌詞

未だ見ぬ地を目指して 漕ぎ出す旅人は 数知れず

標失う船は 呪われし海域へと 辿り着く (誘う歌声)

全てを飲み込む嵐 吹き荒ぶ風が 行く手を阻む

近付く船へと捧げるは 永遠の子守唄

母なる海へ その源へ 生命を還して

涙を溶かし 渦巻く波は 何処までも続いて行く

悲劇に眠る 朽ち果てた王国で 無垢な祈りを湛え

未だ見ぬ財宝求めて 帰らぬ旅人は 数知れず

次なる贄を求め また一隻と 進む船を攫う (果てなき海へと)

総てを呑み込む嵐 降り止まぬ雨は 咽び泣くように

水底に独り佇むは 嘆き纏う影

護るべきもの 判らないまま 奇跡を願うの……？

幻に溺れ堕ちた者を 弔う術も忘れ

記憶の淵の お伽話のように 消えて行くの……？

揺らぐ水面 漂う光

泡沫の城 探し求めて 遥かな海を往く

薄明かりに誘われ 伸ばした手を包むように

淡く照らす色彩 優しさに溢れていた

星の元に巡るのは 止め処なく流れる刻

新たな音 紡ぐ輝き 澄み渡る蒼天へと

羽ばたけるでしょう