音のない風が通り過ぎて
僕の足跡は消えてゆく
誰かの視線に怯えた瞳
月明かりさえも避けるように
手を伸ばせば届くような光
でもその先にあるのは孤独
目立つほどに心は削れて
僕は静寂を選んだんだ
影に溶けて、誰にも見えない
ただ風に任せ漂うだけ
僕の名前も呼ばれずに
影の中で生きるのがいい
光の温もりなんていらない
僕にはそれが眩しすぎるから
歩みを止めてみた景色には
無数の声が響いている
誰かに紛れて消えていく
そのほうがきっと心地よくて
名前を刻む石碑なんていらない
終わりの日にただ消えるだけ
心の奥に広がる夜空
僕はそれを守りたいんだ
影に隠れて、何も残さず
風に消されてしまうように
僕の存在は雲のよう
朝露に濡れた草を踏みしめて
目の前に広がる道は無数
どれを選んでも結局同じ
誰の足音も響かない場所へ
輝きの裏に隠れた嘘
見えない鎖が心を縛る
真実を知るほど傷つくなら
僕は虚無を抱きしめて生きよう
影を選び、姿を消して
遠くで灯る火も気づかない
言葉も夢も捨て去って
影の中でただ漂うだけ
光はいらない、僕には重い
誰も僕を求めはしない
静寂の中、風だけが友
ここで消えるように生きる
無音の世界、それでいいんだ
影に溶けて、孤独に包まれ
誰にも触れず、遠くを見る
目立たずに、生きるために
影の中でただ揺れていたい
光がなくても、僕はここにいる
- Lyricist
NOBU-TA
- Composer
NOBU-TA
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NOBU-TA
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