歌詞

綺麗な物語を　読み終えたみたいに

閑かな夜の中に　ひとりぼっちだ

小さな手のひら　お日様探して

思うままに描いた　世界を旅していた

めぐりめぐる　時間(とき)に失くした心　決められた道を

歩むだけの忙しない日々　溶けていく意思と解けない弱音

小さな世界で今日も生きている

言葉に鍵かけられて　気づいた音がある

うつむく僕を包む　優しい色がある

幸せに伸ばした　この手は空を掴む

流れゆく渦の中　消えてしまわぬよう

ゆらりゆれる　記憶の底に　潜む影にはさよならを

木漏れ日にさえ餞を　変わる暮らしと　すり減る誇り

小さな世界で今日も生きている

生きることに精一杯で

忘れてしまわないで

小さな頃　夢見た世界と

今いる世界は変わらないこと

必ずどこかにあること

うつりかわる　季節の中で　過ごした景色に彩りを

どこへ行くのも君が決められる　広く美しい自由な空

まだ見ぬ世界が君を待っている