

星座早見盤そっくりな空に
思い込むことの弱りもぞする
いつからか代わり番こもなくなってる
で、じっと眺める側
メリットデメリットを天秤にかけ
どちらに傾く素振りもなしで
23度 小首を傾げ 頭んなかぐるぐる
行動に移す口実を必要とする
古い言い伝えをたまに思い出す
幾分かの言葉尻を捉えれば
幾千のビル群が突き刺さるこの街にも
景色の分岐する機が来る気がする
星々がちらつくも私を軸に回る景色でしかないと
思い込み 自転する毎夜
約3兆1184億回 とんで1回転で
今に新たな場面へと動く obrót
代わり映えのないこのへんで
変わる 次の1回転で
今 新たな場面へと動く obrót
フーコーに集合する
中高生くらいの集合知を束ねて捻出する
ぼくら先行きの不透明な霧の中を
恐る恐る歩くように
本当の現実主義者はこの街なのか
おれ自身なのかどっちだ
好きか嫌いかを正しいか間違いに置き換えたり
余計な言い訳や理由づけをしない
はいっ!
Roc MarcianoだろうがICYTWATだろうがYOASOBIだろうが
自分自身のリズムを信じているから
その足を止めたりなんかしないんだ
89年製 野崎りこんオン・ザ・マイク
いつかの風景を遠くに見ながら
時計の針は誰の意思にも関わらずに進んでいく
歩くような速さで
約3兆1184億回 とんで1回転で
今に新たな場面へと動く obrót
代わり映えのないこのへんで
変わる 次の1回転で
今 新たな場面へと動く obrót
ふと、
太陽の運動と見えるもの全部実んとこ地球の運動である
と、コペルニクスの言ったこと都合の良いよう思い出し
代わり映えのないこのへんで変わる 次の1回転で
今 新たな場面へと動く obrót
- 作詞者
Logo, 野崎りこん
- 作曲者
mizuha

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ストリーミング / ダウンロード
自戒、自転、自画像。
「自(おのづ)」から始まる言葉に重ね、弁証法的に「自分とは」を描いたコンセプトEP。客演に野崎りこんが参加。ビートメーカーはmizuhaが担当。アートワークはヤマダサヲリが担当した。
アーティスト情報
Logo
曽於市出身、東京都在住。15歳で詩作を始め、音楽教諭に鑑賞してもらう日々を送り、その詩を曲にすることを勧められラップを始める。22歳でDTMを知り、音源を制作するに至る。素朴なフローと眠たくなるメロディで歌い、ノスタルジアとエモーショナルを感じさせる歌詞が調和している。レーベルLOW HIGH WHO? PRODUCTIONに所属し、同レーベルのMomoseとのユニット、ムジノイルイとしても活動している。夜、自室のベッドで眠る前に聞きたいアーティスト。
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