Lyric

ビロード　隠した　ピストル

蛍火　揺れる　ショーウィンドウ　街は華やぐ

籠の中　鳥のよう

いつか羽ばたける日が来ると　夢見　待ち続ける

どうか　この孤独と静けさを　煮詰めた

夜が明ける前に　連れ出してくれないか

黒い影が伸びて消えた

今は遠く　声も届かないけれど　まだ歌うよ

この命燃ゆる限り

篝火　照らした　月が泣く　私みたいだ

深く堕ちた先

後ろの正面　誰です？

緞子　金襴　厚いふき

籠の外で舞う蝶も　飼い慣らされて

羽のない翼　useless

艶めく夜に　枯れ果てた　心を　潤してよ

どうか　この孤独と切なさを　煮詰めた

夜を飲み干して

暁に染まる　空が眩しくて

貴方を夢見る私は　些(いささ)か愚かでしょうか

今も遠く　声は届かないけれど　また歌うよ

この命尽きるまで

手を伸ばして　掴めぬ夜空の星が

笑っている　全てを見透かすように

紅く染まった部屋　零れた雫見つめた

未だ見ぬ　貴方と自由に　恋い焦がれてる

篝火　照らして　泣いた月　貴方でしょうか

深く堕ちた先

後ろの正面…見付けた