

秋の風はやけに冷たくて
僕は時々思い出すんだ
世界が終わることを望んでいた
少年時代にこの風が好きだったこと
僕の憂いは叶うことなく
今日も世界はあっけなく回る
ふと見上げた空に光が射し込んでた
あまりに綺麗でこの胸の奥に響いた
秋の空に香る哀しい風に吹かれ
涙こぼしたんだ
あまりにも突然過ぎて
とめどなくて笑った
薄群青色の空に
いつか無くした心がよぎったよ
何でもないことで泣いて
ありきたりな話で笑ってた
思い出すよ
空っぽでも虚像でも何でもいいから
僕を信じさせてくれないか
嘘でも仮想現実でもシナリオ通りでも
エキストラの軍勢でも張りぼての青空でも
どうせならいっそ本性を明かせ
裏の顔を曝け出してみろよ
いつの日か崩れ去っても
僕は共に消えるだけさ
この世界をただ一人が見つめてる
この僕の両目だけが見ている世界
そんな妄想に取り付かれたあくる日
気が狂ってしまったと気付いたよ
秋の空に香る哀しい風に吹かれ
涙こぼれたんだ
あまりにも鮮明過ぎて
とめどなくて見上げた
黄金色の空に秋の風
いつか無くした心がよぎったよ
全部落ちて僕らに見せなよ
その向こう側の本物を
思い出すよ
暗闇を
Hm…
- 作詞者
YUKIOTOKO
- 作曲者
YUKIOTOKO
- プロデューサー
YUKIOTOKO
- ミキシングエンジニア
YUKIOTOKO
- マスタリングエンジニア
YUKIOTOKO
- グラフィックデザイン
YUKIOTOKO
- ボーカル
初音ミク
- ピアノ
YUKIOTOKO
- プログラミング
YUKIOTOKO

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秋の風に吹かれ (feat. 初音ミク)
YUKIOTOKO
2017年11月24日投稿。
映画「トゥルーマン・ショー」を観たことによる衝撃は、わたしにとっての大きなショックだった。
秋の風に潜む憂いに、自身の過ごした青年期の愁いを重ねたバラード。
-憂鬱だからこそ、美しく見える空があった。-
アーティスト情報
YUKIOTOKO
概要: 雪男(YUKIOTOKO)は作曲からレコーディング、エンジニアリングと動画制作までを個人で行なっているアーティスト。 好んで制作するジャンルは主にROCK, EDM, Trance, Ballade, POPSなどである。 ギターとピアノの演奏、ボーカルを担当し、他は全て打ち込みで制作している。 201X年〜2024年までは、VOCALOIDやUTAUのシンガーを起用した作品を制作していたが、現在は更に自身をボーカルとして楽曲制作を行なうようになった。 デビューシングルは2024年11月22日にリリースのAwaken(セルフカバー曲)。 来歴: 12歳の頃、友人と当時の担任の教師の影響でアコースティックギターを始める。 不登校や引き籠もり、高校の中退等、荒れた少年時代を過ごすもコピーバンドやエレキギターの演奏に明け暮れつつ、音楽の理論に興味を持ち、18歳の頃から電子ピアノでクラシック曲を学ぶ。 当時の携帯電話のガラパゴスケータイで、着信音を作るアプリにはまる。 その頃の活動名がYuki◇。四角は自身が男であることを付け足したかったもの。 22歳にて音楽の専門学校に進学し、ボーカルや音楽理論、作曲やDTMを主に学ぶ。 当時から、名もなきボカロPとして初音ミクなどをシンガーに起用した自作の楽曲をいくつかのサイトにアップロードしている。 のちに自身をシンガーとしたアーティストとしても活動するようになる。 さいごに: 一つ一つの曲が新鮮な、時に刺激的な特徴を持つようにと工夫を凝らしつつ、自身がこれまで親しんだ音楽への想いを馳せながら日々創作活動を行っています。
YUKIOTOKOの他のリリース
初音ミク