Lyric

真っ白なテーブルの上に

置かれた錠剤を思い出しながら

昨夜積もった雪に向かって

吸いかけの煙草を投げ捨てる

旅支度は済んだかという声に

一言詫びを入れて

ブーツにまとわりつく

冷たいそれを指先で払う

だって僕らは　どうせ僕らは

どこまでも青い空

紫色の煙を吸った君の所為

いつまでも地続きの昨日を

忘れた火種が溶かしていく

詰め込んだ筈のカバン両手に抱えて

街を見下ろすあの丘に立つ

コートが思い出したあの日の

日差しが別れ告げるから

だって僕らは　きっと僕らは