

空いた空を仰いでいた
浮いた月の向こう側で
絡まった不安や悲しみともどこか違う
瓶の底の寂しさのような
空っぽの色をしている
長い旅をする鳥達と残照
滲んだ地平線を覚えてる
凪いだ海から注ぐ光は
夜光虫たちが空を目指してる歌
風よ吹け吹け 水面を揺らせ
君を運ぶんだ
何処まで行けるのかな
澄んだ空を眺めていた
入道雲が泳いでいる
連れてって
此処じゃない何処か遠くの街で
ひっそりと暮らす
そこにあなたもいて
いつも同じ夢ばかり見てる
ゆらう暇もなくはためいた船檣
行く宛もない儘に
通り過ぎていく茜が
藍と混ざり合って溶けた
沈む夕陽の温度が
少しずつ夏を終わらせる
褪せてゆく色の中
君の名前だけは
覚えてる
汲んだ空から落ちる光は
無数の星が海の上咲く火花
花よ散れ散れ願いよ届け
凪いだ海から注ぐ光は
夜光虫たちが宇宙を目指してる歌声
僕らを照らせ夢を運ぶんだ
何処まで行けるのかな
- 作詞者
mogana
- 作曲者
mogana
- プロデューサー
mogana
- ボーカル
mogana
- ピアノ
mogana
- 合唱 / コーラス
林愛果

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ストリーミング / ダウンロード
繊細な感性と独自の音世界を描き出すアーティストmoganaが、2025年夏に2枚目となるEP『Lambency』をリリース。本作は、彼がこれまでに培ってきた音楽的軌跡をより深く、より色濃く表現した渾身の5トラックを収録。
