Lyric

降り終えた雪が 辺りをお粧ししたら

光の溢れる世界へ

すっかり様変わり

住み慣れた街が コマ送りに見えるほど

白く染め上げた

不思議と心の隅々までも

今もこのマフラーを巻いて

少し踏み出せば

はしゃいだいつかの二人へ透けて届く

眩むほど降り注ぐ 僕に宛てた光の束

君が放つ瞬間を

たよりにして

雪化粧の上 精霊のような姿

手袋を外して踊る 無邪気さが煌めく

君だけは美しく照らしていたいから

目の前で笑っていられたら

今はせめて 同じだけの光を

心を見つめ続ける眩しさから目を逸らしたなら

その瞬間だけでも君の全てを見失う

凍てつく日々を計って怯えたとしても

毛布にくるまって暖まる

そんな未来が まだあるなら

降り終えた雪が 辺りをお粧ししたら

光の溢れる世界へ

すっかり様変わり

振り返る 記憶の霞を消し去った君が

手袋を外して結ぶ

輝きのリボンで

雪化粧の上 精霊のような姿

絵の具も要らないほど 膨らませる暁

どれだけ深く降り積もったとしても

底にある確かな思いは

見失わないよ

雪化粧の上 精霊のような姿

手袋を外して踊る 無邪気さが煌めく

君だけは美しく照らしていたいから

目の前で笑っていられたら

今はせめて 同じだけの光を僕たちに