愛の歌:境界のジャケット写真

歌詞

適量壊死

Indoor Music Union

静脈のように並ぶ安置

世界は既に説明をやめている

虚と実の縫い目で

思考の残骸が沈む

本音はとうに

感電死考える

ふりは後回し

裂いた痛みを両替して

無害な顔の標本になる

そんなあなたに処方される

純度を上げた逃避剤

理性を守る理由さえ

ここでは価値を失い

何も知らない皮を被り

沈殿することが推奨される

腐食していく世界へ

招待状だけが先に届く

語彙で編まれた

献花が血を

吸ってから本物になる

さよなら

剥がれかけの自尊心

この時代に仕込まれた

事実よりも滑らかな演目

絡め取られてから気付く

異様に近い鼓動の音

残数表示は既に消失

削れ切った耐久値で

目の前だけを素通りする

誰か助けて──なんて

発音する余白も無い

ほらだんだん沈んでいく

濁った息が先に触れる

安売りの暗示思考と

肉体は白濁し

大量の誤作動を生成

眼前で揺れる

金属片遠景から

凍結していく

これで十分そう言わせて

Shut down

ほらだんだん沈んでいく

甘い腐臭の稚拙な催眠

理解に触れる前に

溶解形と数が

消失して目前で

崩落する価値

明日だけが

停止したまま

返礼の無いEveryday

それでも今日を延命する

Bot化した周回の中

惰性の呼吸が再生され

最初から存在しなかった

運も希望も噛み砕かれて

残滓だけが残る

無いものを前提に

賭けを続ける運命

薄化粧の脆さ

この時代が用意した

真実を模した

虚構へ静かに沈められる

賛辞はもう

麻酔にもならず

借り物のカリスマ性

現実を凝視し過ぎれば

視界は先に腐敗する

だから適量で

壊死しない程度に

  • 作詞者

    Indoor Music Union

  • 作曲者

    Indoor Music Union

  • プロデューサー

    Indoor Music Union

  • レコーディングエンジニア

    Indoor Music Union

  • ミキシングエンジニア

    Indoor Music Union

  • マスタリングエンジニア

    Indoor Music Union

  • グラフィックデザイン

    Indoor Music Union

  • キーボード

    Indoor Music Union

  • ボーカル

    アイミュ

愛の歌:境界のジャケット写真

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ストリーミング / ダウンロード

多彩な愛のかたちの中で、誰かの物語が静かに息づく。
囁く声、揺れる旋律、胸を締めつける微かなリズム。愛と執着、切なさ――その境界がそっと揺れる。

耳を澄ませば、吐息や残響が心に忍び込み、日常の影に潜む小さな愛の痕跡を浮かび上がらせる。
儚くも不穏な美しさを纏った瞬間たちが、聴く者を深い内面世界へと誘う。

アーティスト情報

インドアユニオン

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