Lyric

オレンジ色に染まった夜が

特に用もなく

歩き出した僕を迎えた

デジタルの波に飲まれそうで

逃げ出すように

家を出たんだ

なんとなく見上げた空に

知っている星座を見つけた

そのついでに思い出す

いつの間にか熱を帯びた君の名前

夜風で冷ましながら少し笑ってしまう

話をしよう

なんでもないようなふりをして

本当はちょっと

会いたいとか思ってるんだよ

おかしいね

おかしいね

頭の中繰り返される

同じメロディ聞き飽きたって鳴り止まないんだ

しかたないから口づさんでみる

ララララ

明るすぎる自販機で

懐かしいソーダの味

季節がまたひとつ終わったらしい

いつの間にか知らない街の交差点

生温い風につられて引き返す

話をしよう

なんでもないこんな夜のこと

本当はずっと

君がいたらとか思ってるんだよ

おかしいね

おかしいね

淡く色づいた心に

ピントを合わせぬように必死だ

いつの間にかあのメロディは鳴りやんで

代わりに柔らかい君の声がする

話をしよう

なんでもないようなふりをして

本当はちょっと

会いたいとか思ってるんだよ

おかしいね

おかしいね

話をしよう

なんでもないこんな夜のこと

本当はずっと

君がいたらとか思ってるんだよ

おかしいね

おかしいね