歌詞

夕方、疲れ切った顔をして君は私をよく誘う

悪い噂も聞く

まだ声にはしていないけれど

薄くて高い木の音が二回鳴るのが合図

何をしていてもすぐ飛んで迎えに行く

乾いた空気が喉に張り付く

後ろめたいならやめたらいいのに

なんて

言える強さはない

‪愛も誓わない

‪愛も誓えない二人が

夜だけダンスを踊るには

誰もよりつかない

烏が巣を為す教会は

夜だけダンスを踊るにはぴったり

なるべく長いスカートを手繰り寄せる手が好き

器用で丁寧な所作

他に染まりきれない

嫌いな人なら街に溢れている

後ろめたいならやめたらいいのに

なんて

言える関係じゃない

‪愛も誓わない

愛も誓えない二人が

夜だけダンスを踊るには

誰もよりつかない

カラスが巣をなす教会は

夜だけダンスを踊るにはぴったり

古く腐った大木が

岸に横たわる

これが私なら

薄ぼけた窓辺から

ふたりを見てる

これが正解なら

夕方、疲れきった顔をして

君は私をよく誘う