歌詞

行儀よく並んでる日盛りの

銀杏並木に懸かる雲が天色に溶けてく

映りこんだ水面に揺れている

君のスカートが舞う姿に

水鳥が降りてく

僕ら積み重ねた 書きあぐねた手紙を

吹き飛ばしてしまう

冷たい風が荒ぶ前に

あの子はどうして 向かいのホームで泣いていたんだ？

関わりあえば分かり合えるほど

胸の痛みは浅くはないけど

時を戻して 向かいのホームへ駆けていきたいんだ

関わりなおして謎が解けたなら

今と違った明日が待っている

隙間なく並んでる

日時計の翳る時刻に咲いた花が

夕星（ゆうづつ）を見つける

仕舞い込んだ鞄に覗いてる

君のスカーレットの手袋が

月暈（つきがさ）を撫でてる

僕ら書き連ねた 余所行き顔の日記を

嘘と断じてしまう

冷たいガベル振るう前に

僕らはどうして 互いのペースで歩いていけないんだ？

重なり合えば分かち合えるほど

望む未来は甘くはないけど

あなたを通して見つけたゴールへ駆けていきたいんだ

語らいあえば分かち合えるかな

君と並んだ明日を待っている

汚れ落として

こけらも落として

歌ってみたいんだ

君がいなくちゃ どんなステージも

冷たい風は冷たいままで

あなたの方へ

無様なフォームでも駆けていきたいんだ

言葉足らずで伝えきれるほど

僕らの愛は素直じゃないから

あなたを通して見つけたフォルムへ変えていきたいんだ

語らいあえば輝きだすかな

君と並んだ明日を追っていく