未完の足跡のジャケット写真

歌詞

未完の足跡

らるみん

蛇口から滴る水の音

秒針が刻む静かな波紋

暗い部屋の隅膝を抱えて

吸い込んだ空気さえ刺さるようで

大丈夫って笑うたびに

本当の私が遠くで泣いている

窓を叩く風答えはなくて

滲んだ月をただ見上げるだけ

破り捨てた真っ白な地図を

いつまで繋ぎ合わせればいいの

生きる意味なんて綺麗な言葉

今の私には眩しすぎるよ

溢れ出したこの悲しみに

名前をつけて抱きしめていたい

ひとりぼっちの海を泳ぐ魚のように

行き先も分からずただ揺れている

期待されるほど息が詰まって

透明な壁が厚くなっていく

辛いと言えたら楽になれるかな

震える声で誰を呼べばいい

溢れ出したこの孤独さえ

いつか誰かの光になるの

分からないけれどそれでも鼓動は

静かに確かに明日を刻んでる

完璧じゃなくていい綺麗じゃなくていい

泥だらけのまま今日を生き抜いた

その足跡だけが今の私の

たったひとつの生きてる証

  • 作詞者

    らるみん

  • 作曲者

    らるみん

  • プロデューサー

    らるみん

  • ボーカル

    らるみん

未完の足跡のジャケット写真

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    未完の足跡

    らるみん

「完璧じゃなくていい。泥だらけのまま、今日を生き抜いた。」
​周囲の期待や「正解」を求める社会の中で、息苦しさを抱えるすべての人へ。
本作『未完の足跡』は、理想と現実の狭間で揺れ動く心の葛藤を、繊細な言葉で綴ったバラードです。
​誰にも言えない孤独や、生きる意味を見失いそうな夜。そんな時でも、止まらずに刻まれる鼓動と、今日を生き抜いたという事実。それ自体が何よりも尊い「生きた証」であるというメッセージを込めています。
暗い海を一人で泳ぐような不安に寄り添い、静かに明日への一歩を支える一曲です。

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