歌詞

遠い春を待ち焦がれ

僕らは今日も泡を吐くの

世界を探しにゆこう

深く 深く その正体へ

「一人じゃないよ」

なんて、また言い聞かせたら

遥かな藍の底まできっと知れる気がするよ

僕はスイミー、夜と泳いでく

寂しい海路は僕が目になろう

スイミー、僕は夜の色

月がぽつり見える…やけに薄い。

丸い月に胸焦がれ

僕の尾鰭が波を掻くの

世界は狭い

泳ぐ、跳ねる

先へ、あの正体へ

「一人のままで」

なんて、また言い聞かせては

遥かな藍の底さえ、遠のくような気がするよ

僕はスイミー、夜を泳いでく

寂しい海路をゆくは僕だけ

スイミー、僕は見惚れている 眩しい月に。

潮の味がする

僕はスイミー

夜は僕の色

春が来ても瞼裏に見る、月を

ふいに何か息を呑む

…これは僕の描いた安い夢？