新宿の空の下のジャケット写真

歌詞

34歳の歌

藤元達弥

年末年始実家に帰っていたときに

親戚のおじさん

結婚まだかと言ってきた

母親も畳に寝転んで

結婚しないのは

彼女がかわいそうだって

弟も向こうで座椅子に座って

結婚しないなら

早く別れてあげればって

父親は部屋の片隅佇んで

何も言わずに

テレビの画面を眺めている

大学の友達から届いた年賀状

奥さんと子どもと一緒に並んでいる

昔はエロアニメ集めていたあいつが

今度二人目が生まれるとか

伝えてくる

僕に結婚しないのか聞いてくる

彼の目は

あきれてるのか諦めているのか

婚姻届は簡単に出せるけど

それで幸せが手に入るわけじゃない

ずっと一緒に仲良くいられるのか

これからも浮気しないと誓えるのか

結婚はまだしないと言っているけど

いつまでそれを言い続けるのか

34歳

結婚の末路なんて嫌な言い方だけど

実際破綻した夫婦たくさん見てきた

長年の恨みつらみが

溜まりに溜まった

愛のない夫婦に向けられる

子どもの眼差し

私はもうすぐ中3だけど

高校受験は迫っているけど

両親は離れ離れ会話もしないよ

どうしてこの人たち

離婚しないのだろう

仕事に疲れ果て終電に揺られて

一人で帰ってきた

冷えきった部屋の中

スーパーの弁当をレンジで温めて

栄養を補うため

デザートにヨーグルト

結婚や同棲は想像できないよ

18の時から一人でやってきたから

でもそろそろ結婚しなくちゃ

いけないの

今日も一人独身の仲間が

消えて行った

ずっと一緒に仲良くいられるのか

これからも浮気しないと誓えるのか

結婚はまだしないと言っているけど

いつまでそれを言い続けるのか

34歳

いつまでそれを言い続けるのか

34歳

  • 作詞

    藤元達弥

  • 作曲

    藤元達弥

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弁護士・シンガーソングライター藤元達弥の3rdアルバム

アーティスト情報

Tatsuya Fujimoto

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