弔辞のジャケット写真

歌詞

弔辞

轟汽介

「左様なら」と手を振れ

「弔辞」

世界の景色は昨日と変わらず喃々と駄弁る吝嗇家

風琴鳴らせば嬉々として直ぐに迎えに来いよと死の躾

塞いだ未来に砂を掛けたなら零落してゆく窓の外

諦観・達観ご自由に その社会とやらと心中しな

「ねえねえ、聞いてる?」

趨勢 我先に転けたつもりで不幸に憧れ目を瞑る

混沌 季節を逸するどころか力の限り握り潰す

問答 潮引く言葉の海には他人の空が映っている

是非とも狂ったふりをして その社会とやらと心中しな

待ってた 酔っ払ってた

待ってた 酔っ払ってた

待ってた 酔っ払ってた

目が覚めた 朝はもう枯れちゃってんだ

「飽きてきちゃった」

阿諛追従こそが我が取り柄だと胸を張った各現代人

まんまと過ぎゆく夢の国 御伽噺に現を抜かされる

正解を獲得したつもりだと胸を張った各現代人

まんまと過ぎゆく夢の国 御伽噺に現が抜かされる

「どこ向いてんだよ」

断面 覗いて垢を掻いてこそ正解なんだと思い出す

楽観 誰しも持たざるものだと自らに虚の使命を抱く

奔放 壊すことしか知らずに世界を弾いた顔をする

是非とも狂ったふりをしてその社会とやらと心中しな

待ってた 酔っ払ってた

待ってた 酔っ払ってた

待ってた 酔っ払ってた

この涙はあの海と繋がってんだ

「左様なら」と手を振れ

待ってた ずっと待ってた

待ってた ずっと待ってた

待ってた ずっと待ってた

暗がりの中 唯 泳いでいくんだ

  • 作詞

    轟汽介

  • 作曲

    轟汽介

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