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歌詞

Blood-Colored Justice

久三

英雄には尊さがある?

誰かを守る気高さがある?

でも その言葉の影で

いったい何人の涙が吸われてきた?

守ると言いながら

殺すことを正当化してきた

そんな歴史の上に

僕らは立たされているだけだ

悪人と呼ばれたものも 誰かを守りたかったのかもしれない

家族か 仲間か 愛する誰かを

ただ失いたくなかっただけかもしれない

『悪』のラベルは

勝者が貼りつけた都合の産物だ

気高さがあるから殺していい

覚悟があるから奪っていい

そんな片側だけの論理は

正義の仮面で殴る行為と何も変わらない

どちらも正義であり

どちらも悪であり

同じなんだよ

正義が処すんじゃない

返り血で染まる

自らの手が処すんだ

その重さを受け止める覚悟だけが

正義と悪を隔てる唯一の境界線

英雄が敵を殺すのも

悪人が住民を殺すのも

本質は同じ手を汚す行為

正義は免罪符じゃない

ただの責任の形だ

知らなかっただけで

これが真実だったのかもしれない

誤魔化さずに 目を背けずに

自分の正義の裏側にある

誰かの悲鳴を聞かなくちゃいけない

それが 正義を振るう者の最低条件だ

英雄の正義が誰かの悪夢を生む

悪の正義が誰かの未来を守る

その矛盾の上で

世界はずっと回ってる

だから僕は選ぶ

正しくある覚悟より

自分の手で責任を背負う覚悟を

正義は悪で

悪もまた正義だ

その境界を曖昧にしたまま

僕らは今日もどこかで

『誰かの答え』を振りかざしている

でも最後に残るのは

返り血で染まるこの手だけ

正義なんて名乗らない

ただ、この手の結果だけが真実だ

  • 作詞者

    久三

  • 作曲者

    久三

  • プロデューサー

    久三

  • ボーカル

    久三

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    Blood-Colored Justice

    久三

アーティスト情報

  • 久三

    心の奥に触れる、言葉のかけらたち。 傷ついた誰かにそっと寄り添い、 忘れかけた感情を呼び覚ます。 久三(きゅうぞう)は、痛みも、喜びも、迷いも、 「そのままの感情」で歌うアーティスト。 ラップ × バラード、語り × 詩、 静かなメロディの中に、鋭い言葉を宿す。 SNSではその日常に潜む“本音”を切り取った言葉たちが共鳴を呼び、 数々のリリース曲が、心の奥にひっそりと届いている。 心を燃やし、歌に変える。 それが Kyuzou の生き方であり、創作の核。 日本発、魂で叫ぶ男 Kyuzou。 感情を限界まで研ぎ澄まし、痛みも怒りも希望も「この歌に変える」Kスタイルの提唱者。 その声は叫びのように熱く、祈りのように静かに響く。 「それぞれの旗」「冷静なる支配論」「首輪の国、裸の勇者」「錆びた鼓動」 どの曲も、聴く者の心を撃ち抜く感情の刃を放つ。 Kyuzou の音楽は悲しみを拒まず、それを愛に変える。 そして、屈しない心と生きる誇りを掲げる音楽。 聴く者の胸に灯をともす、それが Kスタイル。 「この歌が残るなら、それでいい。」 その信念のもと、Kyuzou は今日も魂を鳴らし続けている。

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