Lyric

九里香 思い出してよねえ

九里香

ずっと1人で 鳴らす音　誰にも届かない音

あなたに聞こえるまでは まだ

届いた事を知りたい　秋を忘れられないまま

九里先より遠く記憶 描いていた

同じ色にはなれなかった

甘い香りが をかしおいていく

九里香 繰り返してもっと

花ひとつ摘んでさ

胸にしまってみても

香りは立たずに

諦めのようなその花は 九里香

ずっと1人 彷徨う森　誰にも届かない頭上

月は静かに見下ろしていた

謙虚なんだって君の　蕾は花になれないまま

静かに咲かせる時を待っていた

昨日何処かで見つけたはずの

橙色 短い髪の

九里香 繰り返してもっと

誰も聞いちゃいないのに

確かにそう 香っていた

散る先には空

諦めが住んだその花は 九里香

雨一つ当たれば

転げてしまうのか

をかしゆく 花よ

知っていたと知った頃にはもう

九里香