歌詞

さよならはできなかった

それは為す術なく遠ざかる

凪の前に言葉は意味を

持たず空に消えていった陽炎

知ってしまった君の痛みを今

言ってしまった僕の答えをどうして

木枯らしが僕らを透いていく

もうきっと戻れないの

そんな気はしてたけどさ

ずるいな無理だなもう愛せないんだね

陽だまりへいく膕を

忘れたくなかっただけだろう

正解を欲しがっていた

それを助けたくなる偽善

椚の坂が紅く染まる

反芻隠す逃げたくなる年頃

聞いてしまった君の弱音を今

見せてしまった僕は壊していたんだ

枯れる水面鬱が沁みている

朽ち惜しいんだこの恋は

初めて目を見ていられた

時間だ目の前がぼやけてしょうがないや

向こうへ消える膕を

忘れたくなかっただけだろう