すくいのあくむのジャケット写真

歌詞

#3f1b11

4ltoRinze

自転車に乗り 兄とふたりで

祭りに向かう その道すがら

外れにひとつ 露店を見つけ

ぼくたちは寄っていくことになりました

頭がない お店の人は

聞こえるはずのない声を出して

どちらか1人 ここに残れと

ぼくたちに選択を迫りました

[今にして思えば すぐ逃げ出せばほくらは

ふたりとも助かった かもしれないなと反省しました]

[すぐに兄の後ろに隠れ

服の裾をつかみ

盾にして震える兄の背を

躊躇いなく突き飛ばした]

ぼくはすぐに走って

家に帰りました

不思議なことにだれも

兄を知りません

何日か経ち 落ち着いた頃

お店の場所に 行こうとすると

繋がる道が 消えていたので

自転車を取り戻すことができなかった

[何か忘れて いるような気がしたけど

きっと気のせいだ 生暖かい風 頬をなでる]

[ここにいるよと声が出せず

口がないと気付き

身動き取れず四肢がもがれて

誰かの体になってく]

1つ席の余った

テーブルにつき

気に留めることもなく

夕飯を食べる

  • 作詞者

    4ltoRinze

  • 作曲者

    4ltoRinze

  • プロデューサー

    4ltoRinze

  • シンセサイザー

    4ltoRinze

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