Lyric

その果実を頬張り書き記せば

あまねの言葉は正義に変わるという

その種を飛ばせば一陣の風で

あまたの地までも届けられるという

あの丘になるその実は

容易く手に入るのに

月の照らす夜は誰も来ない

それでもそれでもってあなたは夢見る

そんな実も頼らずに分かり合える世界を

あの丘の月は今夜も綺麗です

それを伝えに来ただけです

夜露に光るコールドベリー

所詮アカの他人のつぶやきなんて

トイレのラクガキに過ぎないのに

通りすがりの毒霧

背中に刺さる毒針

飛ばされた種にあなたはのっていた

本当は本当はもう何が本当なのか

それさえ解らずの多勢にサバかれてった

あの日のあなたは今夜も綺麗です

闇に狩られたコールドベリー

夜雲の切れ間から幾千の光の矢が降り

那由多の醜聞炙り出す願い

それでもそれでもってあなたは夢見る

そんな実も頼らずに分かり合える世界を

空には残月 丘には青嵐

誰もが朽ち果てた実を忘れる頃

新しいあなたが咲くでしょう

朝露光るコールドベリー

それでもそれでも…