

どうせ解りはしない 御前には
余りにも肥大し過ぎた愛が
出尽くした鉱山を未だ掘る
余りにも意味の無い悶へだ
逢瀬はいつも闇の風穴
御前への狂おしひ愛憎
捌ききれずに無造作に放り込む
一縷の望みすらないまゝ
もう 誰にも言へず
黑に朽ち果ててゐた
枯れた硯に溢れ出す
悔恨に塗れた悦楽の雫が
錆びた時計が奔り出す
脈打つ鼓動に引き摺られながら
替えが利かない御前の存在
味はひたい 抉り出すやう
御前に問ひたい 我等の結末
出来る譯無い この無様さ
漏れればお仕舞ひ 戻る場も無い
時間切れはもうとうに過ぎ去り
腐りかけてる 黑ひ果実が
明日もまた 我を潤す
さあ 羅生の門で
業を啄み合わん
割れた硯が語り出す
「罪を磨る音色は再び相成らぬ」
欠けた呵責を呼び覺ます
鈍色に染まった寝臺の香りが
叶わぬ思ひ 容と成れ
蟲毒の果てに辿り行く
憐れで美しい我等の血潮が
爛れたまゝで昇り行く
極楽に良く似た奈落の底へと
凩に倒れた白百合の束
穢れ尽くした我には感ぜず
乾いた筆がやけに蠢く
御前の肉に這い蹲るやう
- 作詞者
哀
- 作曲者
禍郎, 中也
- プロデューサー
東亰浪漫
- ギター
禍郎, 中也
- ベースギター
奈落
- ドラム
輪丸
- ボーカル
哀

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黑の果実
東亰浪漫



