Taisyuu novel Front Cover

Lyric

adabana

Tsuredure Shokan

花が香った

そこにあるわけじゃないけど

芳しさと綻んだ

離れてくものだと

気づいたあの日から変われないの

ここで芽を吹き 咲いたら多分

行く末は花影 月の満ち欠けで

ここで芽を吹き 咲いたらさ

風は笑うのかな 四季は来ないのかな

それでも それでも

あなた望むから 泡の中で

憂いを帯びた

日暮れの余 解かしたサロメ

実の鳴らない時雨音

はす向かいの寧

離れてくものだと

鵜呑みにしたくない

ここで芽を吹き 咲いたら多分

行く末は花影 月の満ち欠けで

ここで芽を吹き 咲いたらさ

風は笑うのかな 四季は来ないのかな

それなら それなら

赴くままで咲いてもいいんじゃない?

ここで芽を吹く 私はきっと

花にはなれず 忌み嫌われるのかも

いつか は避けられなくて

報われないのは私らしいのかな

ここで芽を吹く 私のこと

風が笑ってても 死期が近づいても

それでも それでも

あなたを あなたを

まだ覚めない泡の中で

  • Lyricist

    Amagasa Nagi

  • Composer

    Amagasa Nagi

Taisyuu novel Front Cover

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