歌詞

放課後のチャイムが響く

当たり前のように下駄箱で待つ君は

「遅いんじゃないの」って唇を尖らせては

また僕をからかってくるんだ

でもやられっぱなしじゃなんかちょっとムカつくから

お返しのイタズラを考えなきゃ

冷えた手のひらをそっと当ててみようか

いや待てよ とっておきのアレがある

「ずっと好きでした」なんて伝えたら

どんな反応するんだ？ 確かめてみよう

あれ おかしいな なんでずっと下向いてるの？

このまんまじゃ作戦失敗だ

静寂の中で聞こえたんだ

『私も好きだよ』って声が

思いがけない返答に焦って

次に話す言葉が見つからずにいたんだ

君はというと 今なお俯いたまま

また僕をからかっているのかい

でも黙りっぱなしじゃやっぱちょっとおかしいから

告白への種明かしをしなくちゃ

冗談交じりにそっと打ち明けようか

いや待てよ 本当にそれでいいのかな

「ずっと好きでした」なんて言えたのは

君を隣でずっと見てきたから

誰にだって言えるようなもんじゃない

それならばなんで僕は言えたんだろう

雪が舞う夜に気付いたんだよ

『僕も好きだ』ってことに

寒さは慣れているはずなのに

なぜか足が震えてしまうんだ

素直になれない心を溶かすための勇気を探すよ

このあやふやなままじゃやっぱカッコ悪いから

誤魔化さずに目を見て伝えなきゃ

一世一代の恋の賭けにでようか

そうだもう後戻りは出来ないのさ

『ずっと好きだから』 やっと言えたんだ

正直な気持ちを それなのに君は

笑いながら「どうしよっか」なんてひどいや

このまんまじゃ作戦失敗だ

『どうぞよろしくね』

これからも君には勝てないみたいだ