Lyric

取り留め無い事ばかりを考えてみる

もしかして僕は今ここにいない いる

さしてそれは重要じゃなく

書き溜めていた筈の解答を

破り捨て置く筈の解答を

見失う 止まる

怯えていたのはさてどっちだろう

短すぎた拙い散文を

作りすぎた幼い三分を

君はまだ覚えてるのかな

とかを考えている

言い忘れたくない事があって

もう忘れたくない事があったって

今更 覚えてるのかなとかを考えてるんだ

明けない夜の真ん中でひとり

情け無いステップが見つかってしまわぬように

どうしていつもこうして

足跡ばかりを見て

信じては馬鹿を見て

間違い探しは続く

夜に溶けていく

薄暗い部室棟を思い出している

夜にだけ残る匂いに誘われて

退屈な日々に色を塗り歩いた

まだ覚めない夢ばかり思い出してる

コミカルに笑う日々

君はまだ覚えているのかな

とかを考えいるんだ

大嫌いな青い空

回るファンと鋼鉄の街

ここに無い物にまた縋ってはもう

間違って捨てていく

寄る辺ない身の上の虫が

蹲って声高に歌っている

藍色の夜

どうしていつもこうして

足跡ばかりを見て

信じては馬鹿を見て

間違え探しは続く

夜に溶けていく