灯台のパッサカリアのジャケット写真

歌詞

灯台のパッサカリア

Akemi

闇の岬に 止めたエンジン

回る白光(ひかり)が 夜を薙いでいく

助手席(シート)のドアを 先に閉めた人

無言の波が 低く唸るだけ

遠い実家の 薄いガラスが

夜ごと微かに 空の灯に鳴いた

決まった刻(とき)に 過ぎてゆく影

数えて眠る 癖が抜けない

海を照らして 巡る白光(ひかり)よ

あなたの横顔 白く掠めて

「次はいつ」だと 訊けば待つ側

握るハンドル 指を離した

暗がりの中 上げた手首が

巡る白光(ひかり)で 文字盤読んだ

光が引いた その隙間に

私は視線 海へ逃がした

「潮が変われば」 去年の言葉

届かぬ光に 手は伸ばさない

この白光(ひかり)はもう 待つためじゃない

帰る方角 確かめるだけ

光巡る前 点けた前照灯(ライト)

硝子を白く 塗りつぶしてく

助手席(シート)の指が 拍を止めても

私の速度(ペース)で アクセル踏むの

ミラーの奥で 小さくなる灯

西湘の風 東へ向かう

少し開けた 窓の隙間に

手放した熱 まだ指に残る

  • 作詞者

    Akemi

  • 作曲者

    Akemi

  • プロデューサー

    nanayon music

  • ミキシングエンジニア

    nanayon music

  • ボーカル

    Akemi

灯台のパッサカリアのジャケット写真

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    灯台のパッサカリア

    Akemi

「灯台のパッサカリア」は、変わらない光の周期のなかで、二人の間隔だけが伸びていく夜を描いたミディアムテンポのシティポップ。
闇の岬で切ったエンジン、先に閉められた助手席のドア、巡る白光に掠める横顔、そしてその光で読まれた腕時計の文字盤――一定の周期で戻ってくる灯が、狂いはじめた二人の拍子を残酷なほど正確に照らし出す。

架空のAIシンガー Akemi が歌うのは、「次はいつ」と訊けば待つ側になると知っていて、その一言を飲み込む大人の感情。
70年代後半から80年代初頭のニューミュージックやシティポップが持っていた、夏の終わりの岬、夜のドライブ、届かない光を描く叙情性を下敷きに、現代的な感性で再構築した一曲となっている。

この光はもう待つためではなく、帰る方角を確かめるためのもの。
光が一巡し終わる前に自分の前照灯を点け、隣の指が拍を止めても自分の速度でアクセルを踏む――そんな静かな離脱を描いた楽曲。
Produced by nanayon music.

アーティスト情報

  • Akemi

    1970年代後半〜80年代前半の「シティポップ/ニューミュージック」が持つ哀愁と夜の空気感を、生成AIと編集で“作品として”再構築する音楽プロジェクト。 Akemi(アケミ)は、神奈川県大和市出身という設定で生まれた架空のAIシンガー。都会の孤独、大人の恋、夜の感情を、ノワール調のシティポップとして歌う。 作詞・作曲・歌唱・ビジュアルは生成AIを制作ツールとして用いながら制作し、「AIの中にある人間味と懐かしさ」をテーマに探求している。

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