

まだ朝は肌寒い3月の終わり
約束の時間は午後
早く目が覚めたの
いつもより丁寧にコーヒーを淹れて
コーディネートは昨日のうちに決めておいた
新しい靴なのは偶然
…偶然よ?
突然決まった再会に
落ち着かない
この駅で降りるのはいつぶりかな
見慣れない新しい街並みの中に
ふと現れる
通い慣れたあの店
「君とピンクグレープフルーツソーダって
変わらないね」って笑いあって
会えなかった時間も泡になって溶けていくよ
きっと 大丈夫
そう、だって
一人だって 誰といたって
無敵だったあの頃の僕らが背中を押すよ
あぁ、少しだけ 怖かったんだ
胸を張って君に会える大人になれたのかな
あの頃よりもたくさんのものを手にしたけれど
あの頃より臆病になってしまったね
「若さって素敵ね」
君はそう言って少し寂しそう だけど
変わらないよ、今も
君の笑顔もまた素敵さ
気がつけばオレンジの空
お別れの時間
また会える?もう会えない?
分からないけど
それぞれの道、進んだ先できっと
「君とピンクグレープフルーツソーダって
変わらないね」って笑いあって
会えなかった時間も泡になって溶けていくよ
きっと 大丈夫
そう、だって
一人だって 誰といたって
無敵だったあの頃の僕らが背中を押すよ
ほら、少し痛む踵も愛おしい
夕暮れの風切って帰ろう
きっと明日は良い日になるわ
乾杯しよう
君と
僕の未来に
幸あれ
人生は続く
- 作詞者
向 香織
- 作曲者
向 香織
- プロデューサー
佐々木 久夫
- ミキシングエンジニア
佐々木 久夫
- マスタリングエンジニア
佐々木 久夫
- ベースギター
仲石 裕介
- ドラム
小山田 和正
- ボーカル
向 香織, 蓑田 峻平
- ピアノ
Roberto J.
- トランペット
MAKOTO (from JABBERLOOP)
- サックス
永田こーせー
- フルート
永田こーせー

向 香織 の“Pink Grapefruit Soda (feat. 蓑田 峻平)”を
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Pink Grapefruit Soda (feat. 蓑田 峻平)
向 香織
国内外のアーティストとのコラボレーションが好評の向香織が、シンガーソングライター蓑田峻平をゲストボーカルに迎え、軽快なジャズスイングに乗って日本語で歌い上げる大人の同窓会ソング。蓑田のどこかレトロでセンチメンタルな歌声に魅了された向が彼のために書き下ろした力作だ。
ストーリー性の高い歌詞と構成で紡がれる今作は、聴くものに情景をありありと浮かび上がらせ、まるで一本の短編映画を観たような気分にさせる。温かく、懐かしい、包容力のある2人のハーモニーは、誰もが持つ甘酸っぱい思い出を蘇らせる。
キュートで少し切ない、大人のための青春ジャズスイング。
アーティスト情報
向 香織
福岡県出身。音楽好きの家族に囲まれ、幼少期よりエレクトーンや吹奏楽に親しむ。大学卒業後は外資系企業で働く傍ら、ジャズバー・ライブハウス等で歌手活動を始める。 2016年9月からはインドネシア・ジャカルタに活躍の場を移し、43,000人以上が来場したジャパンカルチャーイベントへの参加、約1.5万人の観客を集めたモスク内でのコンサート、五つ星ホテルラウンジやレストランでのレギュラー演奏、Motion Blue Jakarta(Blue Note系列、Motion Blue Yokohamaの姉妹店)にてインドネシア人&日本人アーティストとの共演等、日本とインドネシアを股にかけて幅広く活躍。 2020年3月には、自身のインドネシアでの音楽生活の集大成となる1st full album「Nostalgia(インドネシア語読みで「ノスタルギア」)」を発売。日本とインドネシアのミュージシャン15人以上が参加する、まさに「日イの架け橋」とも言えるコラボアルバムが完成した。 2020年4月より拠点を日本に戻し、6月には本多劇場「DISTANCE」のエンディングテーマ「DISTANCE」の英訳詞と歌唱を担当。また、2021年2月に放送のTVドラマ「西荻窪三ツ星洋酒堂」(MBS毎日放送)にて、自身のオリジナル曲2曲、カバー曲1曲がBGMとして採用され話題に。現在は都内ホテルラウンジやレストラン等を中心に活動中。 2017年第5回岡崎ジャズヴォーカルコンテスト・ファイナリスト。
向 香織の他のリリース
蓑田 峻平