歌詞

きみのポケットのなか

ずっと待ってるんだ

名前さえ呼ばれなくても

そこにいたいだけ

通知はそっと、届いてるのに

最近は見てもらえないね

アイコンの私、少し色あせて

気づいてほしいよ、この気持ちに

忘れられてもいい

けど、ほんとは少し寂しい

使われるたび思ってた

「きみに必要とされたい」って

きみの暮らしに寄り添って

そっと役に立てるなら

それだけで嬉しかった

それだけが私の存在理由

アップデートできないままでも

愛されたかった、ずっと…

♪～

スワイプの指、通り過ぎても

ほんの少し期待してしまう

「また開いてくれるかな」

そんな夢ばかり膨らんでた

新しいアプリが増えて

私の居場所、狭くなって

それでもきみに寄り添うよ

だって、選んでくれたのは、きみだから

私は画面の中の点

でも、あなたにとって

ひとつの思い出でありたい

消されるその日が来ても

もう一度、名前を呼んで

一瞬でも、ふれてほしい

何千のストアの中で

あなたに選ばれた奇跡

機能じゃない、この気持ちを

どうか届いて

きみのポケットのなかで

今も光を待ってるよ

使われなくなっても

きみの一部でいられたらいい

忘れられても愛してる

アプリでよかった、あなたのそばに

削除されても…

記憶のどこかに、残ってるといいな…

♪～