Lyric

今日も波間を行くんだぜ！

乗ったら降りれねぇ　海の上

電波も飛ばねぇ　まるで孤島

LINEの既読も数日前

Wi-Fi？　なにそれ　おいしいの？

天気予報は一応見るけど

「風、変わった」って言えば雨くる

あいつの鼻は気象レーダー

気圧と潮で全部わかる

エンジン音が子守唄

船が揺れたら逆に安心

ベッドが上下する中「そろそろ寝るか」

そんな感覚　普通じゃない

ときにはキケンもあるけど

笑いは絶やさない

背中を預けて働く仲間

アイコンタクトだって会話になる

星が落ちてく　満天の空

イルカが並ぶ　船と一緒に

地名を聞けば海の色

波の音まで思い出せる

休暇が来れば全力遊び

飲んで歌って朝までコース！

金が尽きたらまた船へ

「帰ってきたぜ、俺の場所！」

夜の街でも電波が悪い

理由を探すのは野暮ってもんさ

陸に降りりゃ流行変わってる

「まだそれ着てんの？」ってビビる

でもこっちは塩と油のファッション

Tシャツ一枚　絆の匂い

「普通、陸って言わなくない？」

って言われてハッとする

「確かに…でも海が日常」

こっちから見りゃ　そっちが非日常！

家族が恋しくなる休暇明け

でも近くの港に着けば

家族に会って　また旅立つ

背中を押すのは潮の匂い

星が照らした孤独と夢

イルカが笑う「まだ行ける！」

場所を聞かれりゃ景色で返す

「赤い灯台、そっから南！」

金が勝手に貯まる船の上

この海こそが俺の道

また誰かが言うんだよ

「さあ、出航だ！」

ここにしかない世界があるんだ

明日も海の風になれ！