拝啓のジャケット写真

歌詞

召喚獣 (feat. Hitoshi a.k.a. GIN, TP, setsu, ローランド東, FUKUKITARU, AJ, EIT & DJ-NAO)

KENTAKKU

地元に帰って来た俺

この歳で友達できるか怖え

なんて考え要らなかった

KLOVAL町田THISONEのお陰

コミュ障とかではないけど少々

似た匂い醸し出してる奴らが登場

なんか話せる 好意感じるから酒の友にマーキング

この感覚を勝手に持たせて貰った奴らをここに集う

愚痴り合う同僚とかより騒げる群れでマイク回そう

って口実ビート上で結んだ俺らは互いの召喚獣

居合わしたら1バースカマす この呪文で暴れ出す

アルコールとダルさ残る体

最後の記憶テル君の裸

ダイス放る音なるまだ頭ん中

Oh所持金が、ん〜またか

リフレッシュ シャワー後 支度真っ最中

昨日のパンツのポッケからハイチュウ

左手マイク 右手で配布

漢字で書きゃ『背中』見せるLIVE

Beatsかけるイヤホンをセット耳に

引っ掛けに行く向かい酒 街に

すでに馴染みのフェイス バッチリ

今日も今日とてって出るパリジニアス

また出てくるショットグラス

また明日に持ち込むタイプ

千鳥足で蹴り込むバース

来たからやる 超単純

ワンツー 単純 探求 唯我独尊 傍若無人 愛 平和 快楽 三点倒立 パーティー 大半が記憶喪失 召喚に尽きる冥利

そこらじゃ除け者怠け者獣

でもマイク持てば一点モンのくせ物

オリジナルaka孤独 楽しむためのテキーラが届く

記録更新 通信 交信 気づけば20年来の同士 狂人気取りじゃ普通に音信不通 行かれた世の中狂って普通

宇宙遊泳一生やってろ金持ち 俺たちいちいちリアル 一理もニ理もある 頻繁に起きるミラクル お偉いも踊る日が来る

血は繋がっちゃいないがbrother's

火を付けて、ぶっ飛んであーざす

Area 042 素敵なfrend

This is the kentakku orignal blend

いくつになっても増える友達

遊び続けるマイメン誇らしい

曲げたくねーよやっぱ漢だし

誰も知らない路地裏の育ち

町田this one 硬い絆

熱いMr. パンパンのリズラ

Streetに粒揃いだぜ実は

どいつもこいつもやべぇ切り札

全員で笑う 巻き込んでカマス

どんな夜も酒を酌み交わす

まずは仲見世通りを辿り

町田の終わらない遊び

超えて来た多摩川いつのまにやら

足跡の数も増えて来たデイリーワン

広がるエリア 築くキャリア

いつでもcall me up 待った無しあったまたらturn it up

流れゆく日々と足は止められず

息するだけのPayじゃ見合わず

物好きなやつら 放つラフな周波数

に合わす 瞬間 無我夢中

Yeah ありえない事沢山で

Yeah 予定表との落差にbad

Yeah 切り抜けないチャプター

酸いも甘いもバース落としこめカルマ

ならずモノ 吸い寄せられる音

テキーラの香りに釣られまたココ

On and on 常に勝負ドコ

暴れ足りない皆様調子どうよ

地元から離れられないオレ

相愛らずポケットからアレ

コレって引くんじゃねーよボケ

ずれてる男達がお届け

ネズミ達が集まる場所

Whatsup THISONE回すサイコロ

消えてく奴ら飛んでいく奴ら

残ってる奴らはfamilyだろ?

ベロベロごんずいもうわからない

このメンツなら勘ぐらない

あの人はいつもzombiesみたい

今日はParty間違えない

すみませんよりまずはおはよう

KENTAKKUお誘いありがとう

倍の倍ごきげんにHello

Japanese zombiesここに集合

ランプからモクモク充満

呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃん

召喚したFBRからの刺客(Ah )

ラップしてる奴(Wa)

ラップしてる奴(Wa)

AtotheJ Ma Fxxka

Check it out now

Wow wow North East

岩手(ガンテ) 半端ねぇ

町田 半端ねぇ

ちょっと 待って え?

メンツ どんだけ

音に 乗ってけ

騒げonce again

(Ah Year)

Ah 世話になった街

集う烏合の衆  テキーラポン酒

飛ばす記憶っス あげるバイブス 夢の快楽  横にケンタク

Ahから橋渡しのMIC

(Shot Shot)

ONE TINE FOR YOUR MIND

(Shot Shot)

あの街のB-BOY

(Shot Shot)

この街のBAD BOY

こんにちはE.I.T HOODは8Street Tokyo

浜線乗り込み20分ちょっと

交わすテキーラショット

町田はStreetもノリも一緒の地元

042 This one. Classix. Flava

迷惑極まった上裸に

PASS DA MIC ケンタックが円書く

選抜されたPlayerは別格

Illmatic Brainに繋がったchain

娘とMy Menいつでもいる街

久々のRAPはここから登板

1Verse決めてクソほど呑もうか

出張って行こう 友達のShowは

きな臭い空気もまとめてBlow

超Nice 召喚獣

マジ上がるメンツDay&Night's

  • 作詞者

    KENTAKKU, Hitoshi a.k.a. GIN, TP, setsu, ローランド東, FUKUKITARU, AJ, EIT

  • 作曲者

    KENTAKKU, Hitoshi a.k.a. GIN, TP, setsu, ローランド東, FUKUKITARU, AJ, EIT, DJ-NAO, Arch Beats

  • プロデューサー

    Arch Beats

  • レコーディングエンジニア

    Np

  • ミキシングエンジニア

    Np

  • マスタリングエンジニア

    Yasterize

  • ラップ

    KENTAKKU, Hitoshi a.k.a. GIN, TP, setsu, ローランド東, FUKUKITARU, AJ, EIT

  • その他の楽器

    DJ-NAO

拝啓のジャケット写真

KENTAKKU の“召喚獣 (feat. Hitoshi a.k.a. GIN, TP, setsu, ローランド東, FUKUKITARU, AJ, EIT & DJ-NAO)”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

METEOR & CHIN-HURTZの諸作品への参加など、2020年代に入ってから音源とステージのどちらも主に客演を軸に活動してきたラッパーのKENTAKKUが、ソロとしては初となるフルアルバム「拝啓」を完成させた。2023年にはCHIN-HURTZとの共作アルバム「下北ライフ」をリリースしたが、本作は、そこから現在に至る3年間での様々な変化の過程が現れたアルバムとなっている。最大の変化は下北沢から町田へ引っ越したことだろう。どちらも東京都内の同じ私鉄沿線に位置する街で、距離としては乗車時間で20分ちょっとしか離れていないのだが、このふたつの街は音楽的には全く異なるシーンを形成している。また、何より年齢が40代に差し掛かったタイミングで約20年ぶりに地元に戻ってきたことは、彼の人生にとっても大きな転機となったはずだ。リリックの中で家族について言及したり地元の仲間達をフックアップしたりと、いかにもファーストアルバムらしい楽曲も収録されているのだか、このようなキャリアや生活環境の変化がこの作品の独自性を生み出している。

 20年ものブランクを経て地元に戻ることは、ラッパーという立場から考えると、不安な要素も多かったと考えられる。KENTAKKUが町田で活動するには、彼が町田を離れていた間もこの地に根を張ってシーンを支えてきたアーティスト達に認めてもらう必要がある。彼らの中に割って入るのに、おそらく緊張感も味わっただろうし勇気も必要だったと思うが、だからこそ皆から仲間として受け入れられたことは、彼にとって大きな喜びだったに違いない。最近のライブでお馴染みの"召喚獣"では、そんな不安だった心境と温かく迎え入れてくれたことへの感謝の気持ちをリリックに込めながら、多くのラッパーをフィーチャーしている。そして、ラッパーだけでなくDJ-NAOを招くことで、クラブシーン全体に対するリスペクトの気持ちも表現している。また、物理的にもアーティスト同士の距離が近いローカルなシーンゆえに、今まで以上に高い頻度で他のアーティストと関わりを持ち、切磋琢磨できる環境に身を置けるようになったことは、彼のラッパーとしての成長にも良い影響を与えていると思う。

 KENTAKKUが町田のシーンの一員として迎え入れられた最大の要因は、間違いなく彼の謙虚で誠実な人柄だと思うが、KLOVAL RECORDSを主宰するSMOKIN’ ACEと、その相方であるGOOD GOOD NEN(SMOKIN’ IN THE BOYS ROOM)が果たした役割も大きい。もともとお互いのキャリア初期から都内のイベントで共演する機会も多く、帰郷後も様々なイベントでソロライブの機会を提供した彼らは、数多くいる町田のアーティストの中でも特別な存在だったはずだ。また、誰よりも音源やライブを真剣に聴き、ネクストレベルに到達するための的確なフィードバックを与えてくれる彼らは、KENTAKKUにとって師匠のような役割も果たしていると思う。2人を迎えた"続く"をフィナーレに据えたアルバム構成からも、彼らに対する強い感謝の気持ちが伝わってくる。

 ラッパーとしてのKENTAKKUのキャリアに関しては、町田を離れていた期間のほうがはるかに長いが、本作では当時の経験や繋がりもしっかりと生かしていて、それがもう一つの聴きどころとなっている。中でも"客演ドラマ"は、ソロでもグループでもない、客演での活動期間が長かったKENTAKKUならではの視点からラッパーの苦悩や葛藤が描かれており、とても聴き応えのある楽曲だ。また、大半の楽曲において、キャリア最初期からの盟友であるNP、そして客演時代のよき理解者であり「下北ライフ」でも相性の良さを示していたArch Beatsという2人のビートメイカーを起用しているのも、長きに渡り活動をサポートしてくれた恩人へのリスペクトが感じられる。安定感に満ちた彼らのビートも本作における大きな魅力の一つだ。

 「拝啓」は町田での再起とこれまでの経験を軸としながら、一つ一つの楽曲もテーマが練られており、聴きどころの多いアルバムだ。タイトル曲"拝啓"のネタ使いや、Gothamのビートに真正面から立ち向かった"客演ドラマ"の楽曲構成なども心憎い。何より、40歳を超えてソロアルバムをリリースし、いまだに伸びしろを感じさせるラッパーがいることが驚異的である。唯一の難点は楽曲の制作時期によってラップのクオリティに差があるところだが、最近の成長ぶりを見ていると、その点は本人も課題として認識しているだろう。進化が止まらない遅咲きのルーキー、KENTAKKUの次回作が既に楽しみだ。

"