歌詞

手を握る君はさよならを知っていた

読みかけていた最後のページもめくられないまま

夕陽が照らす海はもう見えないのかい？

君の部屋のレコードが波音を搔き分けていく

いつかまた生まれ変わったら

風に運ばれて

この街の空を飛び続けてくれ

まだ旅の途中さ

どこまでも行けるよな

僕らの旅は続いていく

眼を閉じる君はいつまでも綺麗で

波打ち際消えそうな最後の涙を隠していた

寂しげな月が微かに二人を包んで

さよならは言わない

繋いだ手を離さないで

いつかまた生まれ変わったら

風に運ばれて

この街の空を飛び続けてくれ

まだ旅の途中さ

どこまでも行けるよな

僕らの旅は続いていく

いつかまた君に会えたら何を話そうかな

呼吸は最期の言葉を繋いで

まだ眠らない街の片隅で僕らは

終わらない歌を歌い続ける

何度でもこの声枯れるまで

風となり響かせて

僕らの旅は続いていく

僕らの旅は続いていく