歌詞

ひとひら　ひとひら　落ちては　消える

細い声　夜に　溶けて

狐火　ゆらり　森の梢

追いかけた　未来は　影絵の中

木霊　響く　木漏れ日の下

すり抜ける　風の　悪戯

雫を　踏む　木立の中で

光と　闇が　踊り出す

証　印　降り注ぐ　星

照らす　炎に　映る　微笑み

消えては　浮かぶ　夢のような　瞳

囁き　ながら　忍び寄る　足音

ひらり　ひらり　一時の　夢

現世を　抜けて　繋がる想い

はらり　はらり　揺れては　溶ける

狐火の　炎　色づく　夜へ

消えそうな　炎を　頼りに

手探りで　触れる　指先

すり抜けて　笑う　面影

触れるたび　訪れる　囁き

五月雨の　ように　注ぐ　星

届けたい　のに　消える言葉

君の後ろに　残る　影絵

触れられず　遠くなる　記憶

ひらり　ひらり　影絵の　歌

清けき　星の　標を　辿り

ふわり　ふわり　踊るように

狐火と　君が　混ざる　夜へ

回れ　回れ　終わらぬ　幻

時を　越えて　紡ぐ　命

輝く　炎　色づく　影絵

闇を裂く　君の　微笑み

回り　回れ　終わらぬ　夢よ

月の光と　星の瞬き

狐火　ゆらり　消えずに　灯る

この世の　定めを　越えていく