Lyric

静かに騒ぐ　淹れる心

マシーンのスイッチを入れる

拘りきった豆一粒

雑で繊細に挽くの

口付けると　まだ苦いから

シロップを垂らす

甘くなったね

時に恋しくなるコーヒーの味

何も考えなくていい

ただ幸せを味わうの

甘くて苦い　そんなような

病みつきのカフェインが

私のこと　寝かすつもり

などない目で誘う

舌をあてがう　その触れ心地

包まれるような柔らかさ

潤った喉と　満たされぬ心が

裏腹にひしめいて

まろやかさに　恋焦がれて

小さじ一つのミルク垂らす

飲み干してすぐに灯す火から

昇る煙を眺めると

舌が喜びを叫ぶ

「コーヒー飲む君が素敵」だなんて

そんなセリフを言われたら

２杯目も堪えきれない

四角い部屋で

豆を挽く音だけ

朝まで