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歌詞

憂鬱の急所

アフターソウル

春の陽射しよ、一思いに憂鬱の急所を射抜いておくれ

太陽よ、君を題材に詩を紡げないこの陰気さを照らせ

たった一音、だがその一音は 生まれて来た意味を告ぐ一音だ

劣情よ歌っておくれ際限なく「悲しみ如きが道を塞ぐな」

直感と夢を行灯にして まだ暗い拙道を歩いて行く

平穏が破り捨て去った 手紙の差出人に会いに行くのだ

たった一音、だがその一音は 存在の証明を成す一音だ

ようやく運命を呪えたところ 不安風情が湿気た面を出すな

音も無く やかましく またひとつ、メロディーライン

飛んで行く 誰かの「ヨーイドン」なんて待たずに

夜の静けさよ聴かせておくれ まだ誰の物でもないミュージック

月光よ、君を題材に詩を紡げないこの未熟さを照らせ

たった一音、だがその一音は 憂鬱の急所を射抜く一音だ

悔恨よ歌っておくれ際限なく「確率如きが道を塞ぐな」

帳面を開いて頭抱えて唸る

それだけが世界と僕を繋ぐ接着剤

容易く言葉が出ない今を恥とするな

この筆が人の倍戦って来た証さ

出口の見えない暗闇の中で、得体の知れないドン底の中で

涙、汗、涎、何の染みかも解らない汚れたページに書く 頑張れ、負けるな

質草よまだ唄えるかい?帰り道に咲いた言葉とメロディー

まずは一音、ただの一音、でもそれは

ドン底照らす僅かだが確かな光だ

心の闇は未だタクトを構えたまんま

その不安が旅立ちの朝を曇らす様だ

それでもこの胸の高鳴りを希望と呼ぶ事に決めたのだ

魂よ高らかに叫べ「悲しみ如きが道を塞ぐな」

  • 作詞者

    山田亮一

  • 作曲者

    アフターソウル, 山田亮一

  • プロデューサー

    アフターソウル

  • ギター

    山田亮一, 田中耕平

  • ベースギター

    shimizuyu

  • ドラム

    ニキドラム

  • ボーカル

    山田亮一

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「山田亮一とアフターソウル」から「アフターソウル」へと名義を変更してから、初のリリースとなるミニアルバム。

一度でもギターと関わったことのあるすべての人へ向けたロックナンバーである『ギター』や、一見するとラブソングの体を取りながら、言葉に対する思いを紡いだ『ことばのあやちゃん』、誰もが一度は経験したことのあるようなエピソードを、英詞のごとく濁した発音と軽快なユニゾンフレーズに乗せて走り切る『赤ウインナー警察』など、ライブで磨き上げられてきた定番曲を初収録。

さらに、15秒間にドーパミンを求める現代人へ、新時代の子守唄をシニカルに提示する『続きを頂戴』、音楽や詩を紡ぐことへの身も心も削るほどの想いを、「たった一音」を生み出す険しさと、その一音が持つ意味への問いに込めた『憂鬱の急所』など、ライブ未披露の新曲群も収録している。

そして、現メンバーでの最終録音となった『ポケモンセンター』を再録するなど、これまでの歩みと現在地、そして次の展開を同時に刻み込んだ1枚であると言える。

全6曲で構成された本作は、耳に残る言葉とメロディ、緻密さと勢いを兼ね備えたアレンジが一体となった、濃密なミニアルバムだ。キャッチーでありながら随所に技巧を凝らした楽曲が並び、6曲とは思えない聴きごたえと、繰り返し聴くたびに新たな発見をもたらす奥行きを備えた名盤である。

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