音帰詩のジャケット写真

歌詞

音帰詩

登龍文

「マスター チャーハンに髪の毛が入ってる」

この店のクレーム史上ありえないフレーズ

はげ上がった頭には和帽子とバンダナ

デフォルトは赤、あとは青と黄の3パターン

業績は横ばい(-)二千と数百万

50年煙吸ってくすんできた空間

時代に取り残された二台のブラウン管

忘れないうちに今全てを歌うんだ

美味いのかもわからずに食わされたラーメン

これ以上貧しい暮らしなら勘弁

そんな親不孝してた10年も前

運命を曲げ追いかける夢の果て

母ちゃん、わかった

簡単じゃなかった

リスペクト込めて綴るこの晩餐歌

いつも無口な分開く寒暖差

作ってくれラーメン

あと半チャーハン

最低で最高のハゲ親父が作る町中華が家庭の味

ちょっと母ちゃん天井にG

この家ではよくある話

死にかけた過去嘆き

この店が今では憧れに

8日目に

飛んだセミ

死ぬまで両親に恩返し

帰る場所がないやつがいっぱいいる

温もりが恋しくて実家に行く

ボロボロの襖には引っ掻き傷

再会は天国ゆえ立派に生きる

散らかった机

積み上げたみかん

じいちゃんの教え

口だけじゃいかん

豆苗を刻みながらばあちゃんが言った

「贅沢なグルメ番組はすぐに消しな」

夜ご飯は作り置き

朝ごはんはそのあまり

寝起きでカツ丼だけは頼むからやめてほしい

いつになりゃ治る?リビングのエアコン

ダイキンはいらないけどリリックを描こう

メモ帳に生まれ変わる昨年のカレンダーと

ボールペンでくそヤバイ作戦を立てんだ

行動したやつだけが格言を吐けんだ

口だけで売れるほど甘くねえよ

負けんな

最低で最高のハゲ親父が作る町中華が家庭の味

ちょっと母ちゃん天井にG

この家ではよくある話

死にかけた過去嘆き

この店が今では憧れに

8日目に

飛んだセミ

死ぬまで両親に恩返し

  • 作詞者

    登龍文

  • 作曲者

    smxxth beats

  • 共同プロデューサー

    smxxth beats

  • レコーディングエンジニア

    ホムラサウンド

  • ラップ

    登龍文

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