Lyric

黎明……岐路だけ好んで

視界と香りに溶けた

秋風の強さに流され

過去など消え失せた

執着さえ逆転して　別れ道を譲る想い

痛い雨を選び浴びて　花の香り捧げて

幾多の欲望

哀れに膨らむ

両手を広げれば

ビー玉が弾け飛ぶ

ねえ、フラッグを艶やかに

記憶の中　とどめて行け

確立……独りを選ぶ

無数の影たち蹴散らし

秋風を受け続けたまま

逸脱して昇る

熱い言葉　水に流し　湿気帯びた　心晒し

思うままに酸味加え　闇の色を創造

隙間を閉ざさず

カラクリ生まれた

両手を広げたら

切り裂いたレール上

So……ひれ伏して吸い尽くせ

粒子1つ　残らぬよう

烏合の衆の暴言届いて

視界と嗅覚が奪われる

育てた香りは　どうか消さないで

壁を自刻して

両手を広げたら

切り裂いたレール上

So……ひれ伏して吸い尽くせ

粒子1つ　残らぬよう

想いを風に乗せ

美しい空白へ

So……幻想では終わらせない

色を付けた夜の奥へ