Lyric

ひとり分の朝が　こんなに広いなんて

君がいた頃には　気づけなかった

コーヒーの香りも　味がしなくなった

君が笑ってたキッチンが　今はただ静かで

最後に触れた　君の手の温もり

今でも　まだ　この指が覚えてるよ

まだ、君を覚えてる

君の好きな映画も　夜中のくしゃみも

優しくて　少し子どもみたいな寝顔も

泣きたくないのに　涙が勝手にあふれる

でも　忘れたくなんて　ないんだよ

あの日々も　君も

駅までの帰り道　二人で歩いたね

何気ない景色が　今は胸を刺す

君が見つけたカフェ　今もまだそこにある

入れずに通りすぎた　今日もまた

時間が過ぎても　薄れないものがある

思い出にすがるのは　弱さじゃないよね

まだ、君が浮かんでくる

目を閉じるたびに　笑う君がいる

名前を呼ぶ声が　心に響いて

このまま　時間が止まればいいのにと願う

でも　前に進まなきゃ　わかってる

わかってるのに

いつか思い出が　優しく変わるなら

涙も　意味を持てる日が来るのかな…

まだ、君を忘れられない

忘れたくなんてない

愛してた　愛してる

今もまだ　心が叫んでる

君のいない世界で　少しずつ歩き出す

想い出を抱きしめて　前を向くよ