Lyric

カーテン越し

ただ晴れてもそそられない

これに名前をつけるのなら

何と言うか

昼過ぎのおはようの矢

壁に刺さって

とりあえずなんかねぇか

彷徨うゾンビ

でもリンゴ・ビスケット

ミルク・ノイズ

どれも嫌いで

猫と犬みたい走り嘆き叫ぶ

独り舞台の閑かさや

笑う時雨　窓が濡れて斑滴る

外は灰色と灰色で　ねぇ

四季折々

モノクロームの点描画に

塗りつぶされた空があれば

ここが世界

冬から春へ

薄氷のニライカナイ

絶対零度のフィロソフィー

笑う時雨　ここでまたね

鳴らす雪解け

花は咲き散り始めるだろう

ねぇ

カーテン越し

ただ晴れてもそそられない

これに名前をつけるのなら

何て言うの？