歌詞

月灯り ひとひら 凍りつく声

吐息に溶けた 面影の残香（ざんこう）

あの日 あなたがくれた火種（ひだね）を

いまも 胸に 忍ばせている

紅（くれない）の袖に 宿る 罪を

知らずに笑う その眼差し

舞い散れ この白き瞳よ

愛の名を知る 刹那へ還れ

凍える心 溶かすより先に

あなたを 奪いたかった

紅い傘の下で 逢いましょう

夜明けを知らず舞う 雪解けの夢

指先 触れて 崩れてく感情

あの日 あなたがくれた 笑顔が

いまじゃ 胸を 締め付けてる

白い吐息に 紛れた嘘を

知り尚笑う その優しさすら

舞い散れ この恋の記憶も

愛しさに咲く 罪へと還れ

この身が溶けて涙になるなら

痛みごと 抱いていたいの

今だけは嘘の「さようなら」

もしも春が来て 景色が変わっても

名を呼んだ 白い冬がここにあったと

どうか 忘れないでいてほしい

もしも 花が咲き 私はいなくても

凍える夜灯した想いがあったと

どうか 抱きしめていてほしい

紅い傘の下で また逢いましょう