歌詞

吐いた白い息と手を繋いで宙にのぼった夜

冬の香りと心臓の音歩くペースが速いみたい

「早く夏にならないかな」なんて言わないでくれよ

自然に手を引ける唯一の季節なんだから

帰り道のバスを待つ

マフラーの匂いが

なんか悲しくてなんか寂しくて

寒さで心地いい温もりに隠れて

君の悴んだ手を温めるためのカイロとポケット

1つずつがいいな2つじゃ一緒に使えないから

上から降る雪と下からあがる白い息が

すれ違わないように前向いて

雪で雨を隠させて

会話したい意思が言葉足りず宙にのぼった夜

あなたのつまんなそうな顔で僕のペースは速いみたい

いとも簡単に大好きだとか

言葉の重みを知らずにそんな

言えたら苦労はしないのにな

帰り道は往路に繋がる

マフラーの匂いは消えかかって

何が悲しくて何が寂しいのか

寒さで誤魔化し温もりに隠れて

君の悴んだ手を繋ぐためだけのカイロとポケット

ただそれだけなんだ大した理結じゃないけれどさ

上から降る雪が今日はなんだか強くて

凍えた心に追い討ちをかけた

君の悴んだ手が温まる頃にはそうだねきっと

2つずつでいいか 1ずつの意味がないからさ

上がる白い息はなんだか少し揺らめいて

すれ違いながらも前を向いたんだ

君の悴んだ手を温めるためにカイロとポケット

1つずついつも、持って待ってるから

上から降る雪と下から上がる白い息が

すれ違った時にはにかんだ

雪は雨とひとつになれたよ