Lyric

おれ、昔からちょっとのんびりで

急かされると　逆に止まりたくなる

早くしろって言われるたびに

何をそんなにって思っちまうんだ

あいつは前ばっか見て

どんどん先に行っちまうけど

おれは途中の景色とか

つい立ち止まって見ちまうんだ

焦らなくてもいいんじゃね？

って最近　ようやく思えてきた

誰かのスピードに無理して合わせても

自分の声が聞こえなくなるだけさ

「のんびりしてるな」って言われても

おれにはおれのテンポがある

ちゃんと前に進んでるからさ

これで　いいんだよ

頑張り方がわかんなくて

夜にひとりで悩んだりしてさ

あいつみたいに上手くやれたらって

思う日も、まああるけど

背伸びばっかしてた頃より

今の方がちゃんと笑えてる

だから、少し遠回りしても

それも全部“おれ”なんだと思う

焦らなくても見える景色が

きっと　どっかにあるんだよ

早く進むより　深く感じたい

そんな日々があってもいいだろ

人より遅いってだけで

なにか足りないわけじゃない

ちゃんと自分で選んだ道なら

それで充分さ

寄り道の途中で見つけた

あの公園の夕日とか

ふとした瞬間の風とか

忘れたくないもんって、あるだろ？

焦らなくても辿り着けるさ

おれの歩幅で進めばいい

あいつが走ってるその横で

笑いながら歩いてるくらいがちょうどいい

のんびりしてるねって言われても

ちょっとずつでも進んでんだ

誰とも競わず　自分のペースで

今日も　生きてくよ