

絲(いと)をたぐりて 夜空を織れば
淡き願ひが 星座(ほし)に変はる
触れられぬまま 季節(とき)を渡り
あなたの夢を 紡いでた
風にほつれて 千切れし糸
名を呼ぶ声も 届かぬまま
天(あめ)の川には 涙の波
遥かに揺れる 面影よ
夜の帳(とばり)を 裂きて咲く
儚き光 恋しき詩(うた)よ
逢ひたくて 逢へなくて
星屑(ほしくず)だけが 知る物語
指先すらも 届かぬ夜に
短冊(たんざく)揺れて 願ひを詠む
赤き糸さへ 絡まぬまま
夢路(ゆめじ)の果てに 独りきり
笹の葉越しに 空を仰ぐ
逢瀬(おうせ)の刻(とき)を 待ち焦がれて
雲居の先に あなたがゐる
信じて ただ 星を詠む
夜空を裂いて 光が舞ふ
天(あま)の川さへ 夢に染まり
逢ひたくて 逢へなくて
それでも詩(うた)は 響き続ける
たとへ 運命(さだめ)が隔てても
心(こころ)の絲(いと)は ほどけぬ
夢も涙も 星の海へ
流れよ いま ふたりの詩(うた)
七月七日の 夜空へと
叶はぬ願ひ 散りぬれど
永久(とこしえ)に揺れる 星の詩(うた)
ふたりの夢を 織り上げて
- 作詞者
Tukuyomi
- 作曲者
Tukuyomi
- プロデューサー
Tukuyomi
- レコーディングエンジニア
Tukuyomi
- マスタリングエンジニア
Tukuyomi
- キーボード
Tukuyomi
- ボーカル
Tukuyomi

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織姫ノ夢、彦星ノ詩
Tukuyomi
七夕を題材に描く、幻想和風×シアトリカルポップ。
織姫と彦星、それぞれの想いを一人で歌い分ける物語仕立ての楽曲です。
幻想的な和楽器と優美な旋律が、星降る夜空に寄り添います。