歌詞

さらば青き鳥たち

幸せ惑わす残像よ

追えば逃げてまどろみ

さえずりも聞けない

薄汚れた雀が

怯えながら空で泣いた

その声、美しさに

雑草は聞惚れていた

翼はおろか身動きさえ

許されずに昼と夜を繰り返すけれど

野に咲けば野に枯れよ

語られる名は捨てた　そんな花でいい

野に咲けば野に枯れよ

空や風そのすべて　名もなき花を添えよう

日差しを遮る気ままな雲のせいで

虚ろな心が視線を鈍く変えるけれど

自由が自由であるならそういうもの

幸せそれさえ不安に寄り添うもの

そうさ

ああでもなけりゃこうでもないと迷いながら誰も

ときに雨に打たれながら涙洗うの

野に咲けば野に枯れよ

語られる名は捨てた　そんな花でいい

野に咲けば野に枯れよ

空や風そのすべて　名もなき花を添えよう