時そばのジャケット写真

歌詞

時そば

Liminal Reverie

えー、昔から申します。

江戸っ子ってぇのは、

宵越しの銭は持たねぇ、

なんて申しまして。

もっとも……

持たねぇのと、

払わねぇのじゃ、

話が違う。

さて、昔の江戸じゃ、

蕎麦一杯、十六文。

銭を、一枚、二枚と、

数えて払う。

ところが、ある男。

時計の時刻まで、

勘定に混ぜちまった。

さてさて……

どんな手口で、ござんしょう。

「おう、蕎麦屋!

一杯、くんな!」

「へい、毎度!」

ひい ふう みい よう

いつ むう なな やあ

おう 蕎麦屋!

今 何どきだい?

九つで ござんす

そいつぁ 結構!

十 十一 十二

十三 十四 十五 十六

一文 浮かせて

ごちそうさん!

ああ うめぇな

江戸の 蕎麦

勘定 ひとつも

芸の うち!

蕎麦を すすって

汁を 飲み干し

銭を 数えて

知らん顔

十六文が

十五文

蕎麦屋は 気づかず

毎度あり

ひとつ 飛ばして

一文 浮かす

うまい 話にゃ

種がある

こいつぁ なかなか

いい商売

今夜の 酒が

一杯うまい!

そいつを 見ていた

もう一人

なるほど そういう

手があった

一文 浮かせて

ごちそうさん

こいつぁ 俺にも

できそうだ

翌晩 早速

蕎麦屋を 探す

ところが こいつぁ

気が 早い

昨日より 早く

来ちまった

そんなことたぁ

つゆ知らず

おう 蕎麦屋!

一杯 くんな!

ずずっと すすれば

なんじゃ こりゃ!

汁は ぬるいし

麺は のびのび

それでも 褒めるぜ

うめぇ うめぇ!

うめぇ うめぇ

そいつぁ 結構!

うめぇ うめぇ

本当かい?

汁は ぬるいし

麺は のびのび

それでも 褒めるぜ

うめぇ うめぇ!

一文 浮かせて

ごちそうさん!

そんな つもりで

来たけれど

人の 真似して

得するつもり

さてさて 今夜は

どうなるやら!

ひい ふう みい よう

いつ むう なな やあ

一文 浮かせて

ごちそうさん!

うまい 話にゃ

種がある

人の 真似には

訳がある

ひい ふう みい よう

いつ むう なな やあ

今夜も うまく

いくはずさ

さてさて 今度は

どうなるやら!

「ひい、ふう、みい、よう!」

「いつ、むう、なな、やあ!」

「おう、蕎麦屋!」

「今、何どきだい?」

「へい、四つでございます!」

「いつ、むう、なな、やあ!」

「九つ、十!」

「十一、十二!」

「十三、十四!」

「十五、十六!」

「ごちそうさん!」

おあとがよろしいようで。

  • 作詞者

    Liminal Reverie, shintaro

  • 作曲者

    Liminal Reverie

  • プロデューサー

    shintaro

  • 共同プロデューサー

    Liminal Reverie

  • プログラミング

    Liminal Reverie

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    時そば

    Liminal Reverie

**時そば — TOKISOBA —**

一文得するつもりが、四文の大損!?

江戸の夜更け、そば屋を呼び止めた一人の男。

十六文のそばを前に、男が仕掛けたのは、時刻を勘定に紛れ込ませる小さな悪知恵。

「おう、そば屋! 今、何どきだい?」

見事に一文をごまかした男。

ところが、その手口を真似した別の男は、思いもよらぬ結末を迎えることに……。

古典落語『時そば』を、軽快なSwing Hip-Hopと江戸の粋で再構築。

女性落語家による語り、跳ねるビート、三味線の響き、そして数字を刻むリズミカルなフック。

笑いと音楽が交差する、江戸LOFIの落語ヒップホップ第三弾。

さてさて、今宵のお勘定はいかほどに。

**「ひい、ふう、みい、よう……」**

アーティスト情報

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