

拾い集めても 今はもう
ただ足元に 影ひとつだけ
暮れなずむ 山の端に
音もなく 日が沈む
声も名も持たぬものを
胸に 歩いていた
雨あがりの 石畳
振り返る その理由でさえ
なにひとつ 変えられぬまま
指の隙間 こぼれたもの
拾い集めても 今はもう
ただ足元に 影ひとつだけ
灯籠 揺らぐ宵の道
言葉など とうに置いて
心ばかり先に立つ
真見ぬまま 彷徨えば
影もまた 離れていく
名を呼べぬ この思いごと
風の中に 預けたなら
かたちあるもの みな脆く
なにもかも 夢のごとしや
ひとたびは 交わしたぬくもり
今となりては 幻か
夕闇の その果てに在るは
消えぬ想いだけ
滲む日々の影に 巡る声(おと)も
風に紛れて 泡沫のその先まで
打ち上げた 夏空 あの夢花火
音もなく消えて ひとつだけ残る
カゲボウシ
- Lyricist
mia, syunta
- Composer
mia, syunta
- Producer
syunta
- Mastering Engineer
syunta
- Guitar
syunta
- Vocals
mia

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Kageboushi
404four-mal
Artist Profile
404four-mal
vocal mia composer sYunTa
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